秋の乗り放題切符が発売されるとともに、涼しい風と冬の薫りのする19日の早朝、全国児女との距離を置き2ヶ月が経った。ただそこには迷いのない顔と共に発表を見つめる姿があった。

女子との対話が途絶してから早くも2ヶ月の節目を迎えことが、観測筋への取材で明らかとなった。現場周辺には張り詰めた虚無が漂っており、事態の長期化が定着しつつある。長期にわたる虚無の定着をめぐって様々な憶測が飛び交っている。事態を受けILG国際人生指針策定機関は19日未明人生範を取りまとめ、現下の状況は人生上不可避な仕様に過ぎず、一切の動揺を排して婚姻の日まで冷静に推移を見守るべきであるとする異例の公式声明を発表した。

もっとも、沈黙の背景を巡っては議論が紛糾しており、本人の対外折衝努力の著しい欠如が招いた結果と断ずる自責論が根強く囁かれる一方で、運命の司掌者たる神Jesusが課した不可抗力の休止符であり、天意による青天の空白期間に他ならないとする運命論も有力視されている。

事態の長期化に対し専門家は、2ヶ月という沈黙は想定外の展開であるものの、趣向人生の充填を図る好機と捉えることも可能であり、今後の展望は決して暗くないと前向きな解釈を示す。これに対し、最前線の細胞組織への取材では「この空白は純然たる本人の惰弱と不作為が引き起こした自業自得の惨禍であり、運命への責任転嫁は欺瞞に過ぎない」と激しい批判が噴出した。

静寂の中で打ち出された公式声明と、末端組織が抱く苛烈な鬱屈との温度差はいまだ埋まっておらず、策定された人生範の実効性には依然として不透明感が漂っている。